それは昔。カプコンファンクラブの会報ビデオ・・・そこで彼に出逢った。
特A級ストライダー、飛竜さんである。
v.s格闘モノで見たことはあったし見た目的にもかなり好みなので(っていうかカプコンの忍者って滅茶苦茶イイよね!!カッコ良くて腰細くて(笑)ストイックで!!ガイ兄ちゃんとか無茶苦茶好きだ〜〜〜〜!!!)、気にはなっていた。そんな彼の主演作「ストライダー飛竜」が10年ぶりに復活すると言う。だが、はっきり言ってハルはアクションは大の苦手。っていうかド下手。あんまりやることはないだろうなあ、と思いつつビデオを見る。
どれどれ・・・お!?動きがカッコ良い!声も良い!(声フェチ)ほほう、ちょっとやってみたいなあ・・・と思い始めていたら1面クリア時のデモが。
「だから貴様は飼い犬なのさ・・・」
・・・惚れた・・・!!しかもいわゆる「漢惚れ」である!!(漢惚れ※漢が漢に惚れること。決して男女間の「惚れ」や男が男に惚れるというものではない)
問答無用で期待が高まる。当時まだ10代のハルであった・・・
そして・・・その後送られてきた会報ビデオでもうひとりの彼に出逢う。
特A級ストライダー、飛燕である。
それはビデオに収録されていた3面クリアデモ。暗い会議室みたいなトコで悪そうな面々が話し合っている。・・・と、そこに彼が現れた。
「え・・・!!」ハル、我が目を疑う。話には聞いて名前も知っていた飛竜さんのライバル、飛燕。特A級のストライダーで、あの仏頂面の(失礼)ライバルである。カプコンのことなので、さぞや『漢!!』って感じなのかと思っていた。でもそこに写っていたのは、凛々しいいがまだあどけなさの残る少女のような愛らしい顔をしたポニーテールの彼じ・・・
「私と同じ、ストライダーズの生き残りです」←まごうこと無き男声
・・・彼・・・(がく〜ん・・・)
誰だって騙されるさ・・・あんなに可愛い顔してんだもん・・・(泣)オマケに「か、カプコンが!!カプコンがこのどこまでもクールな世界観のゲームでこんなに可愛い女の子をあの冷酷無比の無情仏頂面(かなり失礼)のライバルにしやがったーーー!!?」って会社イメージすら覆るほどびっくりしたんだもの、彼の顔を見たとき(笑)。ある意味GGXXのブリジット以上に騙された。っていうかブリジットであんまり動揺しなかったのは彼の所為だ(笑)。
とにかく、彼と彼がすっかり気になった私は、下手ではあるがゲーセンで「ストライダー飛竜2」が稼動し始めた途端、やりはじめた。とはいっても挫折気味であんまりやりこんでは無かったけれど・・・(1面の途中でゲームオーヴァー・・・)。しかしゲーセンから徐々にその姿を消していった時、私は迷う事無く家庭版「ストライダー飛竜1&2」を買っていた。恐ろしい。
そして思う存分設定激甘&コンティニュー!!好きなだけ飛竜さんのセリフを見ましたよ!その痺れるセリフ群にやられてしまってもう大変vっていうかマジでこういうのに弱いのね、私(笑)。
「貴様の辞世の句ならその程度だろうよ・・・」
とか好きでたまりません☆もう、鬼v(おいおい)
家庭版の場合、2を一回クリアすると飛燕モードが選べるようになるんですが、そこで飛燕を使いまくって楽しかったですv二刀流〜vポーズとか飛竜さんとちゃんと違うところが素敵だ(笑)。
そして、同梱の1も2もクリアすると、1と2をつなぐミッション00がプレイできるようになるんですが・・・ええ、そうです、飛燕がボスです。これをやるために私は泣きながら1をクリアしましたともさ・・・!!(事実)
・・・クリア後の二人のやり取り、大好きですが、どうしても飛竜さんの方が悪役です(笑)。飛燕が可哀想でたまらん・・・!!「戦友とは、戦いたくない・・・!」に対し「素人めいた言葉を吐くな」ですよ・・・飛竜さん・・・(遠い目)でもそういうとこも好きだ☆ナイス鬼☆(・・・)
飛竜さんも飛燕も好きですが、より人間的に気になってその心情を考えてしまうのは飛燕の方です。彼には一体何があったんでしょう。カプコンの人が「物語や世界はプレイヤーとゲームの間で生まれるもの」として作ったというから自由に考えてもいいのでしょうけど、考えれば考えるほど切ない・・・
キャラに歌を当てはめるのはあまりしないのですが(だっていかにもオタクじゃん←と、ほざくオタク)、彼のイメージは、私的に鬼束ちひろの「月光」です。歌詞が恐ろしくマイ・イメージにぴったり。そういえば「飛竜」って月のイメージだし。おかげでカラオケでこの歌を歌うときは感情移入しすぎて涙が出てきそうになります・・・くすん。
この「飛竜」の世界観と飛燕については、いずれじっくり考察したいなあ・・・浪漫だ。独り善がりの浪漫だ・・・☆