君はいつもそうだ
ぐだぐだ言ってたかと思うと
不意に黙って
一気に泣き出す

泣き出す前の その一瞬が結構好き
……だけど
泣かれると もう 駄目だ 
何もかもほっぽいて
君をなだめるしか僕には選べない

火照った体と
白い吐息と
ハスキーな泣き声で
僕の気を引くんだね

全面的に 降伏です

君のナカの熱を
受け止めてあげる
だから
どうかもう
泣かないで

 

「やかんの詞(うた)」