<大学生編>     <小学生編> <中学生編> <高校生編> <そういえば。>

●2002年5月現在、まだ進行中の大学編。そろそろ語ってもイイ頃かしら・・・

[火星人事件](2)
 ある日の昼休み。友人と一緒に食堂に向かっていると、中年か青年か微妙〜なトコの男の人が声をかけてきた。

 「Can you speak English?」

 それと同時に無言で逃げ出す友人N。人間性がでますね・・・(遠い目)。男はどこからどう見ても東洋人だが、ウチの大学は留学生も多いので、その一人だろうと思った。きっと困っているのだろうと思い、ぜんっぜん喋れないのに無謀にも

 「あ・・・a little,little・・・」

 と応えてしまった。・・・それが間違いだった・・・

 ベラベラと英語で話す相手。さっぱり分かんねぇ!!とにかく「え・・・?」とか「あの・・・」とか言ってると、なんと相手は流暢な日本語で話し出した。この時点で怪しいと気が付いた。

 「私、実は火星から来ました

 「・・・(何コイツ)それは遠い所からわざわざご苦労なこって・・・」(←精一杯の皮肉のつもり)

 「私、地球人の研究をしてます。貴方の絵を描かせて下さい」

 「さよなら。急いでますんで」(ダッシュ!!)

 ・・・まさか火星人にまで会うとは思わなかったヨ・・・母さん、都会は怖いです。

[甚平事件](3)
 大学三年、夏。ゼミ(好きな一人の先生に何人かの生徒がついて学ぶ形式。ウチのゼミは25人程)の皆で長崎の五島に旅行に行った。雨女っぷりを如何なく発揮したのは置いといて、綺麗な海・楽しい催しを心置きなく満喫した。

 予定行事の一つに、夜祭があった。先生のお達し(笑)で、「女の子は全員浴衣持参!!」との事だった。しかし、私は実家にしか浴衣は無かったし、第一似合わないし(泣き笑い)、重いしめんどいし持ってくのがイヤだった。

 そんな私が、下駄の代わりに草履を、浴衣の代わりに甚平を持っていくのは当然の理と言えよう。(※甚平とは、作務衣に似た和風の服で・・・分かるよね?)ちなみに私の夏の部屋着・パジャマは甚平である(いやマジで)。

 女の子達がきゃいきゃい言いながら着付けしてる間、自分、ズボン履いて上着のヒモ結ぶだけ。何とも手持ち不沙汰な時間がイタイ・・・

 皆が着替え終わり、先に待っている男衆にいざ、お披露目。

 男衆:「おぉ〜〜!!(すっげー嬉しそう)・・・おぉっ!!?

 華やかな浴衣の群れにポツンと一人たたずむ甚平。

 帯も柄すらも無い紺一色の甚平。

 どこかしら戦に臨む武士にも似た風格を漂わす甚平。

 びば・甚平。

 一瞬の沈黙後、大爆笑。・・・そんな笑わなくてもイイやん・・・(泣)

 とりあへずその夜のベスト・ドレッサー賞に輝き、以来私のあだ名は「甚平」に決定。

 「甚平」か・・・「甚平」ねぇ・・・ふむ・・・(御満悦気味)

[白虎刀事件](4)
 あるテスト前の日。私は、友人Tと勉強しようと、近くのでっかいショッピングセンターのロビーへ行くことに(意外と涼しくて勉強しやすい所なんです)。途中、寮に住む別の友人にコピーを取らせてもらう為、寮に行く。初めて行ったのだが、談話室のような場所の片隅に、色々ガラクタが置いてあるのを発見し(てしまっ)た。友人がコピーしてる間に、あれこれ引っ張り出して遊んでいると、やたらステキな物を発掘し(てしまっ)た。

 「白虎刀」と刻印されている鞘付きの竹光。

 ・・・これに心を動かされないハズが無い(断言)。早速居あい抜きの真似とかして遊ぶ。結構楽しい。悦に入っていると、寮生の友人が

 「それね、いつからここに在るのか分からないのだけど、誰も要らないし、学園祭のフリマに出しても売れなくって困ってたのよ。もらってイイよ」

 ・・・ま、マジスか!!?(ドキドキ)

 と、いう事で颯爽と白虎刀をショルダーバックに無理やり差して(流石にそのまま持ち運びするのは恥ずかしい)いざ、友人Tとショッピングセンターへ!!平常心を欠いたまま勉強!レッツ・スタディー!!

 休憩中、やはり当然の事ながら白虎刀へと話題が移る。

 「スゴイよね、コレ・・・」

 「うん、スゴイよねぇ・・・」

 もう一回見たい、というTちゃんにおだてられちょっと抜いてみる。

 「伊賀さん、これさぁ、泥棒とか見たらビックリするよね!」

 「っていうかウチの部屋自体にビックリするよ〜」

 等々ほのぼのと会話。その日はまたちょっと勉強したりして帰った。

 翌日。Tちゃんから電話があった。彼女は大学のサークルに所属しているのだが、昨日、私達が居たロビーに、同じサークルの人が居たらしい。その結果、
 「Tさんが、昨日
木刀を持った彼氏とショッピングセンターに居た!!」

 という噂が広まってしまったという・・・(呆然)

 これでも最近は間違われなくなってたのにっていうか昨日はかなり体にピッタリしたTシャツ着てたのにっていうか木刀持ってるの見られて恥ずかしいっていうか何て言うか(混乱中)。・・・あんまりだよね・・・(涙)

[血祭り・・・事件](5)
 ある日、ゼミでとある病院に見学に行った。交通手段は、車持ちのヤツに乗っけてもらえ!ということで、持ってナイ私は一番安全運転しそうな男の子の車に陣取った。その、帰り。

 もう夜になっていて、その車に乗ってた女の子は私だけで、しかも家が一番離れていたため、運転してくれた子が家まで送ってくれる事になった(他の野郎共は学校で解散!!)。今まであまり話をしたこともなかったので、どうも何を言っていいか勝手が分からぬ。でもすごくありがたいし、いいヤツなので、とにかく和やかな空気を提供しよう!と思い(エンターテイナー)、必死に会話!!(運転の邪魔)ふと気付くと、神社で祭りの用意が始まっていた。
 「あ、もうすぐお祭りなんだね!」
 「ああ、うん。そうみたいだね」
 「イイよね、お祭りってさぁ〜!楽しいよね〜!」
 「・・・でもヤンキー多いよな」
 「あ、だよね。なんでだろ?」
 「さぁ・・・祭り好きなんじゃないの?」
 「ああ、そうか!そうだよね!!血祭りって言うもんね!!」(嬉々)
 「いや・・・それはどうかと・・・(汗)」

 N君、どうもありがとう。そしてごめんなさい☆(滅)

[炎のゴブレット事件](6)(2002.3.11の日記より)
 
今日、つーかさっき、約40分程前。久々に(ここポイント)生死の境をさまよいました。あのですな、天ぷら油がですな、発火いたしましてね、そりゃあもう・・・怖かった!!!!!(半ベソ)火がボーッて!ボーーッて!!!

急いで濡れタオルを鍋に被せて消火。事無きを得ましたが・・・怖かった・・・怖かったよぉ・・・

だって、色々頭に浮かぶんです。去年起きた、天ぷら油が原因の幼児焼死事件とか、法医学の授業で見た「天ぷら油で自分を天ぷらにしちゃったおばさん(の死体)」とか、「じゃあここで俺が死んだら俺もやる気の無い学生達に見られるのか!?」とか、唯一焼け残った遺品が到底人様には見せられない昔の絵とかだったら、等など。

・・・うん、まだ死ねない。(キッパリと爽やかに)

 ちなみに、炎がマグカップに燃え移って火を吹いているのを見て、ぼんやりと

 「あ・・・炎のゴブレット・・・

等と考えてしまったのはちょっぴり秘密。(・・・余裕無かったのに、俺・・・)

皆さん、火と油の始末には気を付けましょう!!ハルとの約束だゾ!!(キュピーン★)

[人間不信事件](7)(2002.4.1の日記より)
 
今日は私の発生日です。自分のこれまでを振り返り、今の自分を見つめ、「今大学生か〜・・・大学生っていうと、大魔王とか大天使とかみたいな偉い学生さんみたい〜」等と思ってみたり。
 今日、友人からメールが届きました。「お誕生日おめでとうメール」かな?と思いつつ見てみると、件名は何と「大学やめました」・・・え・・・!!?以下、本文。

「もうお勉強は嫌になりました。就職します。短い間やったけどありがとう。最後に誕生日おめでとう。」

 ・・・これを読んで居ても立ってもいられなくなった私は、すぐに返信しようとしたが・・・てっとり早く電話をすることにした。何を言ったらイイのかなんて分からないけど、メールで済ませることじゃ無いと思った。ダイヤルしながらも考える。何でそんな急に?一言も相談無しかよ!!?最近就職活動してたのは知ってたけど、あんまりだ・・・引越ししちゃうのかな?もう会えないのかな?一緒にごはん食べ行こうって約束したのに!「短い間やったけど・・・」って何だよ!!もう二度と会いませんって感じじゃんか!?その程度の友達だったのかよ!?なぁ!!?

 コール音が切れて、友人が電話に出た。

 「はいもしもし・・・」
 「Tちゃん!?今メール読んだけどさ、あのさ・・・!!」

 その時。ものごっついイヤな予感がした。

 「・・・あのさ、今日、エイプリル・フールだよ〜んvってコトじゃ・・・無い、よね・・・?」(怯え)

 Tちゃんは笑っていた。

 「うん、そうだよv」
 ・・・電話口では分からない様に気を付けてたけど、私、笑いながらしゃべりつつ泣いてました、心から。口では「あはは、騙されたよ〜!悪質だべ、Tちゃん〜!!」とか言いながら、涙ぼろぼろこぼして泣いてました。受話器を置いた途端、姉ちゃんの膝に飛び込んでマジで大泣きしました。こんなに本気で泣いたのは何年振りでしょう・・・でもホントに複雑な気分になったのです。最初、怒りが込み上げてきて、それから気が抜けて、そんでもって「良かったよぉ、良かったよおおお」って。居なくなっちゃうんじゃなくて、ホントに良かった・・・

 相手からすれば、いつも私に騙されている事へのささやかな仕返しだったのだそうです。でもでも、「白タク」ってなあに?との問いに、「ほら、魚釣ったら魚拓って取るだろ?あれで、プロのフィッシャーは協会に記録として、普通の魚拓と、黒い紙に白い墨で取った魚拓の二種類を提出しなきゃならないんだ。その白い墨で取った方のが白タク。」って答えるのと(それも即答)、今回のとは悪質さが違いますよね!?ね!!?

 といいますか。普通なら気づくんでしょうが、誕生日ですよ?「エイプリル・フール」というより「自分の誕生日」が頭にあるんです。おまけにその子、一年間他の大学で学んだ後、「自分には合わなかった」という理由で今の大学に来てる子なんです。だから余計リアルで・・・

 なんで自分の誕生日に、これほど大泣きしなくちゃあいけなかったのでしょうか・・・皆さん、エイプリル・フールだからって、ついてイイ嘘と悪い嘘って、ありますよね・・・私、今日ホントにエイプリル・フールが嫌いになった。

[釣り船デビュー未遂事件](8)
 
4年生、夏。ゼミ旅行。相変わらず自分は雨女だったけどそれは置いといて。壱岐に行ってまいりました!!民宿に泊まって綺麗な海で遊んでバーベキューとか花火とかしてレンタカーでドライブもして、それはそれは充実★楽しかったのですv
 そして。今回の旅行で私が1番楽しみにしていたイベント。それは「イカ釣り漁船でイカを釣ろう!!」という恐ろしく俺ハート直撃な企画・・・!!!!(たぎる血潮)何ですか!?俺、釣り船デビューですか!!?今日から海の女ですかーーー!!!???(ちったあ落ち着けバーカv)
 船のおじさんに釣り方を教えてもらってから、釣り船デビューだ!と意気揚揚と漁船に乗り込む。待ってろ幕之内!!いやイカ!!
 いざ、出港。サービスで結構飛ばしてくれて面白かった!夜の海を快速クルージング☆皆できゃいきゃいはしゃぎながら歌ったり「何匹釣れるかな〜」「俺あ3匹は釣るぜ!!(夢見すぎ)」とか会話も弾む。そうこうして目的地にそろそろ辿り着こうかというときに、何やら白い煙がもうもうと・・・
 「な、何かな、コレ・・・」
 と少々不安になる私に、横に居た友人の心強い一言。

 「きっと釣る前ってこんな風に煙を焚くものなんだよ!!」

 私も納得。
 「ああ、そうか!!そうだよねきっと!!何かガソリン臭いけど

 ・・・無知って幸せね・・・
 しかし無知でない人たちは大慌て。乗組員の人たちがあたふたと船内を移動し、エンジンを確認する。その作業を間近で見ていた別の友人が蒼ざめた顔をしてこちらにやってきた。

 「・・・エンジンが火を噴いてる・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい?・・・はいいいいぃぃぃ!!!?(混乱!!)
兎に角、どうしようもこうしようもないので船はそこで停泊。夜の海の中にゆらゆら揺れる小さな釣り船・・・ええもう、揺れるんですよほんとに。皆ほとんど船酔いでダウン・・・私は横に先生が居たんで暫くは気を使ってお話をしていたんですが、途中からとにかく外でもみて(船内はゾンビと化した同級生たちが・・・)気を紛らわせないとヤバイかも、みたいな感じだったので先生と会話も出来ず。・・・しかしやっぱり先生はスゴイ。平然と何時もの様に穏やかな笑顔で
 「ああ、(船の人が)無線で連絡を取っていますね〜。これはダメですね」(にこにこ)
 その笑顔が素敵・・・!!(半泣き)

 暫くして何とか船が動くようになったので港に帰る。釣りは中止だったのでお金は返してもらえたけど、釣り以上にスゴイ体験をさせてもらえたような気がします。むしろありがとうございました・・・
 

<小学編><中学編><高校編><そういえば。>