<中学生編>   <小学生編> <高校生編> <大学生編> <そういえば。>

 ・・・ツライ事も沢山あった。そりゃもー沢山。でも・・・やっぱ「異常に楽しいコト」、多かったなぁー!女の子の友達も結構出来たしさ。中学ん時の私を表すキーワードは、ずばり「格闘家」もしくは「暴れん坊暴君」(そのまんま)。・・・ちなみに生徒会生活部副部長。(ゲーセン通いしてたのにねー・・・)

【初めての恐喝事件】(1)
 
中1の頃。男子2人と一緒にボーリングに行った(校則違反)。ゲーム後、場内にあるビデオゲームで遊んでいた連れの隣に座って見ていると、いきなり二人組の若い男たちに声を掛けられた。

 「財布見せて」

 うおぉ!?これが世に言うカツアゲか!?俺の心ははやった。何故なら、

 恐喝する人=悪い人=殴ったって相手が悪いからOK=技の練習台

 という図式が一瞬のうちに頭で出来あがったからだ!!(バカ)

 「イヤです」

 と睨み付けつつ応じる。連れ共と相手方の一方はビビッてて何も言わなかった(助けろや)。

 「見せろっていってんだよ!」

 相手がノッてきた!よっしゃ!いや、待てよ、座ったままじゃ立つまでの一瞬がスキになる(格闘家)。ならば・・・

 「イヤ、です」

 言いつつ、私は立ちあがった!さぁ来いカマーーーンッッ!!(喧嘩っ早え)

しかし・・・

 「あ、あんた、女だったのか!!?

・・・フザけんなーーーー!!!!(怒)←立つまで「胸」に気付かなかったらしい・・・

 「女から金を取るシュミ(どんなシュミだ)はねぇぜ」

 と、二人組はそそくさと去って行った。去り際、オロオロしてた方の男が、

 「ごめんね〜??」

 と、とても「悪かったね〜ごめんね〜」みたいな顔をして言っていた・・・
 そりゃあね、おかしいとは思ったよ?普通女の子にたからないもんね?でも、さぁ・・・

(ちなみに、素直に学校名まで答えてた連れの一人が「俺、めっちゃヤる気だったのによ!」とか強がるのを聞いて、もう決してコイツを信用するもんか、と心に決めた)

【あいつ長髪や事件】(2)
 私服で歩いていたある日。道の反対側を違う中学の男子生徒達がこっちをジロジロ見ながら歩いていた。何かヤだなー、と思いながらその坊主頭の集団を気にしていると、こっちを見ているヤツの一人がこんなコトを言った。

 「あいつ、長髪や・・・」

・・・私、当時は刈り上げでしたけど?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うぉい!!?

【漢前(をとこまへ)事件】(3)
 冬。この時期は、私が学校行事でキライなものベスト3に入る持久走(マラソン大会)がある(ついでにあと二つは体重測定と運動会の練習(本番は大好き!)。)。私は短距離専門だったため、100Mは既に中距離、200Mは長距離に等しく、持久走の3KMはフルマラソンに値していた・・・
 体育の時間、学校から少し離れた市営グラウンドで持久走の練習があった。二クラス合同のため、自分の遅さが更に際立ってイヤだった。いやいやながら走っていると、前方で何やら事件が起こったらしい。ざわついていた。見ると、クラスの女の子が過呼吸で倒れている!!
 「早く保健室に・・・」
 皆焦っていたが、近くに男の先生はおらず、皆どうにも華奢だった。・・・俺が行かねば!!!(なんちゃってヒーロー気分)

 「連れて行く」(燃え)
 私は疲れた体に鞭打って、その子を何を思ったのか(多分何も考えちゃいない)、
お姫様だっこ。(かなり腕力がないとツライことをこの時思い知りました。こういう場合、大人しくおんぶするのがヨイでしょう。)そのまま約300Mくらい?離れた学校の保健室までダッシュダッシュ!!何とか腕と足の力が持ってくれ、無事保健室に引き渡す。俺、限界。緊張が解けたのか、一緒に付き添ってくれたその子の親友が、「無理しない様に、私が止めていれば・・・」と私の胸で泣き出してしまったが、こういう場合にどう扱ったらヨイのか分からない私は、ただ頭を撫でてやるくらいしかできず・・・今ならもちっとマシなコトも言えるのに・・・(苦い思い出)しばらくしてその子も泣き止んで、私達はグラウンドに戻ることにした。先に行かせて自分はちょっとゆっくり行こうと思っていると、保健室から10Mくらい離れた所に女の子が一人倒れているではないか!!(驚)違うクラスの子だったのだが、かなり混乱していた私は、「さっき運んだハズの子が何故こんな所に!!?」とマジでビビった(アホ)。とにかく急いで駆け寄ると再びお姫様だっこ。(学習能力無し)「○○ちゃん(さっき運んだ子)、もうスグだからな!!」と激励しつつ保健室に搬送。多分「ち、違・・・」と思ってたろうなぁ・・・(遠い目)ちなみに、お姫様だっこは両手がふさがる為、保健室のドアは足で開けるコトに。カッコ悪い王子さぁね・・・運び終わった時にはもう腕が上がらない状態。無理してカッコつけすぎた。分不相応ってこのコト。

 その日は多分、おバカな俺にとって一番漢前だった日。・・・何とも自慢っぽくていけねぇやね(照)

【宿敵(ライバル、もしくは、とも)登場!事件】(4)
 これだけは語らずにはいられない。中学時代、私にはライバルがいた。・・・強敵ではなかったがね!ま、ライバル(いやむしろ、挑戦者?)。こいつがいたおかげで、中学時代は楽しかった!!ヤツは他のクラスで、最初に出会ったのは一年か二年か・・・私の噂(どんなのかは不明)を聞きつけたらしく、放課後に話し掛けてきた。内容はとっくに忘れたケド、当時巴投げにハマっていた私は(ハマんなよ・・・)、そいつの失礼な発言をダシに即・巴投げ!!(※大変危険です、マネしちゃダメです)その中学の喧嘩番長との異名をとっていた私は、喧嘩時のクールさと技の多彩さで有名でした・・・(遠い目。普通に「アツくなったヤツの負けさ」、なんてセリフを吐けていた日々・・・)。そんな私の見よう見真似巴投げを喰らって(あ、ちなみにスパッツは履いてたからね)ヤツはいたく感動したらしく、そんな時期ではないというのに、いきなり柔道部に入部!!わざわざ報告しに来てくれた(かわいいヤツ・・・)。

 「俺、いつか巴投げを覚えるからな!!」

 「おう、ま、頑張れよ!いつでも相手してやるぜ?」

 ・・・言ったけどね、「いつでも来い」って。挑発もしたけどね、「かかって来いよ!」ってさぁ・・・(ガラ悪!)

 初めて会って巴投げをかましたその日から、ヤツは私を見かけるたびに、「伊賀ーーーっっ!!」と叫んでは「かかって来」ました。

 ええ、そりゃ「いつでも」。(続く)

【宿敵(とも)有り遠方より来たる事件】(5)
 ・証言・

 廊下にあるロッカーに、私は荷物を入れていたんです。すると、廊下の端の方から、

「伊賀ーーーーーっっっ!!!」

 という声が!!「はいぃ?」と思って振り返ると、すぐ目の前に笑顔全開のまま飛び蹴りで突っ込んでくるヤツが!!

「!!!」

考えるより先に、私の体は動いていました。今思うと、どうしてそんな反応を即座にとれたのか、自分でも不思議でなりません。

飛び蹴りを

アッパーで

撃墜。

 「わー、すげぇや格ゲーみたいだ〜」ってなレベルじゃありません。・・・これ、マトモに喰らってたらシャレになりません!仮にも女の子に全力の飛び蹴りですよ!?危ないですね〜(棚上げ万歳!)

 撃墜されバランスを失ったヤツはそれでも笑顔で向かって来たので、数発軽く打ち合うと、満足したのか

 「じゃ、またな!(笑顔)」

 と去って行った。・・・今思うと、かなり普通じゃナイ光景だな・・・(汗)

【お城でこんにちは事件】(6)
 修学旅行。中学の時は九州一周だった・・・と思う(うろ覚え)。熊本にも行ったのだが、勿論熊本城見学。当時、一番上の姉(※sanakyoは二番目の姉です。私、三人姉妹の末っ子です。)は大学生で、熊本に住んでいたので城見学の時に合流するコトに。

 周りの仲間達にジロジロ見られるのも何やらこっ恥ずかしかったし、姉の担任だった先生も居たし、 久々の再会だが、あまり時間はナイ。姉ちゃんは私に「ハイ、お土産v」と紙袋をくれた。何だろ〜?と思いつつも、集合時間も迫ったので礼を言って別れた。

 その夜。部屋で休める時間に、もらった紙袋を開けてみる。

 「こ、これは・・・!!(絶句)」

 ・スラ○ダンクのゴ○先輩のぬいぐるみ

 ・餓○伝説の不知○舞ちゃんTシャツ

 二つともUFOキャッチャーの景品。・・・キライなモノじゃあナイけど・・・姉ちゃん・・・(涙)←何か泣けてきた

 しかし一番不幸だったコトは、私がその晩、着替えのTシャツを忘れていたってコト!!

 ・・・多くは語らないけど、私はその晩、ジャージのファスナーを首までキッチリしめて寝ましたvえへへ・・・!!(泣)

【階段上のアリア、もしくは背水の陣事件】(7)
 階段を上っていた、ある日の教室移動中。あと2,3歩で踊り場というその時、上から影が落ちてきて、ふと暗くなった。

 「?」

 顔を上げるとそこには

 「伊賀ーーーっっ!!」(笑顔)

・・・はいぃーーー!!?

 それから必死の攻防が!!互いに「おりゃあぁぁぁぁぁぁぁあ!!!」「はあぁぁぁぁぁ・・・!!!」等と気合を入れながら拳の応酬!突いては防ぎ防いでは突き、さながらカンフー映画!!・・・こいつ相手にここまでマジになったのは、この戦いくらいです。なんせ相手は高い位置(踊り場)にいます。対してこちらは階段上。得意の足も、投げ技も使えない。それに何より、もしバランスでも崩そうものなら

死ねます。マジで。

 横を通り過ぎていく他の生徒たちの化け物を見るような目が忘れられません・・・「強えぇ〜」と感心していた名も無き男子生徒よ、それどころじゃなかったんです。なんせ私は必死必ず死ぬと書いて必死だったのですから。

 しばらく攻防が続いた後、休み時間が終わりに近づいたことに気付いたらしく、ヤツは拳を収めた。

 「やるじゃねえか!」(笑顔)

 「・・・お前もな・・・」(げっそり)

 そうやって爽やかに去っていったあいつ。・・・ほんの数分間の攻防が、とっても長く感じられた出来事であった・・・

【みんな友達!事件】(8)
 これは事件というより現象。何度も、そう、何度もあったから。それは例えばある日の放課後。いきなり知らない男子から声を掛けられた。

 「伊賀、○○(ゲーセンのゲーム)クリアしたか?」

そして何故か普通に応えちゃう俺。

「いや、まだだ。エンディング見た?」

 そんなこんなでしばらく会話が続いた後、その子は去って行ったのだが、

 「・・・今の、誰?」

 それが日常茶飯事だったあの頃。(遠い目)

【合気道五段事件】(9)
 私、ホントに“喧嘩番長”だったんです。今はもうあんなに若くないしカンも鈍ってるだろうけど、男の子とマジの殴り合い(ヤツ(ライバル)除く。ヤツのとは純粋な格闘ってカンジで、ここで言うのは敵意ある喧嘩。)をしたことは覚えてる限りで5,6回は確実にあります・・・しかも負け無し。そんなこんなである日、喧嘩して相手を投げ飛ばしてしまったんです、はい・・・それが先生達にもバレてしまったらしく・・・次の日、理科の授業中。

 「そういえば・・・伊賀」

 「は、はい?」(突然名前を呼ばれてびっくりする私)

 「伊賀は昨日、○○を投げ飛ばしたんだってな?」

 「!!!」(////)←机に突っ伏す俺

 「合気道か何か習ってるのか〜?」(すっげー楽しそう)

 「い、いえ・・・」(小声)

 もう、めちゃめちゃ恥ずかしかった!!授業中だよ!?一応先生達の前じゃ模範生(のつもり)だったのに!!(?)周りの仲間たちにはからかわれるしさ、もう、とにかく恥ずかしかった!!(恥ずかしい、と思うようなコトをやらなきゃイイんだけど、ね・・・)

 その場はなんとか収まったのだけど、しかし恐怖はこれに留まらなかった。後日、担任の先生(さっきの先生とは別人)とおしゃべりをしていると、ふと、先生が質問してきた。

 「伊賀さん、合気道五段って本当?」

 ・・・はい?(汗)

 「理科の先生に聞いたのだけど・・・」

 ・・・理科の担当だったK先生、もう大好き(涙)。

●語り尽くせぬ中学編はここいらで。次、あんまりナイけど、一応高校編。

小学生編高校生編大学生編そういえば。